woo′s house

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BUMPの神曲といえば「ロストマン」。歌詞への解釈・思い。

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こんにちは うーです。(。•ﻌ•。)

 今回は僕の一番好きな曲、『ロストマン』の紹介です!

  

最近BUMPを知った方など、知らない方も多いかもしれませんが、

この曲は藤くんが作詞のみで、なんと、9ヶ月をも費やした伝説の楽曲なのです!!

 

ミスチルの桜井さんが2000年代で最も印象に残った曲だと絶賛するほど!!

なるほどたしかに、僕も同意です。(僕は桜井さんなのか・・・?)

 

 

 

今回、改めてこの曲の歌詞についてじっくり考え、

歌詞の深さ・メロディの奥深さから、藤くんはやはり天才だと痛感しました。。

 

僕の拙い表現力で形容していいものなのか・・・とは思いますが、

それでも、この曲の素晴らしさを多くの方に知っていただきたいので

微力ながらも説明させていただければと思います!

 

 

 

ロストマン収録のライブDVD

BUMPのライブDVD(2016年)にロストマンが収録されています。

貴重なライブですので、これを機に観ていただけたらとても嬉しいです。

BUMP OF CHICKEN 結成20周年記念Special Live 「20」 (初回限定盤)[DVD]

  

 

 

 

 

 

 

 

 

歌詞の意味を解釈していく

この曲のシチュエーション

ロストマン

歌:BUMP OF CHICKEN

作詞作曲:藤原基央(6th Single, 4th アルバム Jupiter収録) 

 

この曲では大切な人と、生き別れた後の「僕」の心情を描いています。

 

1章 大切な人を失った僕

状況はどうだい 僕は僕に尋ねる

この詩では「僕」が2人登場します。

 

心の中の「僕」

 

それを客観的に見つめる「僕」 

 

第3者としての登場により、一人の人間の心の様相が対比的に表現されています。

 

 

 

旅の始まりを 今も思い出せるかい 

選んで来た道のりの 正しさを祈った 

旅の始まりとは、大切な人と出会ったあの頃。

 

僕は自分に問いかけます。

 

「どこで選択を間違えたのだろうか」

 

 

 

いろんな種類の足音 耳にしたよ

沢山のソレが重なって また離れて

淋しさなら忘れるさ 繰り返す事だろう

ここでの「足音」は「感情」のことだと考えます。

喜び、怒り、悲しみ・・・

人の感情というものは常に様々で、足音のように重なったり離れたりするもの。

 

だから、「淋しさ」という感情だって、繰り返していれば忘れられるでしょう。

 

 

どんなふうに夜を過ごしても 昇る日は同じ

藤くんらしさがとても強く表れた、僕の大好きな表現です。

 

「昇る日は同じ」ということは、「同じような明日が来る」ということです。

 

ここで、「僕」は気が付きます。

 

色んなことを考えて過ごしても明日は同じようにやってくる。

 

そして日々はそんなに変わらない。

 

そうなのだとしたら、考えることなんて無駄じゃないか。

 

 

破り損なった手造りの地図 辿った途中の現在地

動かないコンパス片手に乗せて 霞んだ目凝らしてる

「大切な人」とのこれからについて考えていた将来(手作りの地図)。

 

僕はこれを破り損ねます。

 

つまり忘れることができませんでした。

 

幸せという目的地に辿り着けぬまま、道の途中で泣き出し、立ち止まってしまいます。

 

 

君を失ったこの世界で僕は何を求め続ける

迷子って気づいていたって気づかないフリをした

「大切な人」がいなくなった。

 

今後自分が何を目的として生きていけばいいのかわからなくなった。

 

自分は人生の路頭に迷っているのかもしれない。

 

でも今、それを受け入れる余裕などはない。

 

そこで彼は自分をだまし、気づかないふりをします。

 

 

 

2章 過去と決別し、未来に向かって進む僕

状況はどうだい居ない君に尋ねる

僕らの距離を声は泳ぎきれるかい

「声が泳ぐ」とは、すごい擬人法ですよね。。

 

「泳ぎきれるかい」という表現、

 

遠い存在となった「大切な人」へ僕の声が届いてほしい。という願いがこめられています。

 

 

 

忘れたのは温もりさ 少しづつ冷えていった

どんなふうに夜を過ごしたら思い出せるのかなぁ

ここでは『思い出』と『温もり』が対比されています。

 

思い出はまだ覚えているけど、温もりはもう覚えていない。

 

「どんなふうに夜を過ごしたら思い出せるのかなぁ。」

 胸にぐっとくる表現ですね。

 

 

 

強く手を振って 君の背中にサヨナラを叫んだよ

そして現在地 夢の設計図開くときはどんな顔

これが僕の望んだ世界だ そして今も歩き続ける

不器用な旅路の果てに正しさを祈りながら

過去に縛られず、僕は大切な人との決別を強く決意します。

 

これから新しい将来を描こうとする僕は笑っているのか、泣いているのか

 

これが正解だったのか、そんなことはわからない。

 

だけど、これが僕の望んだ世界だ。

 

僕はここで、出会いには必ず別れがあることに気づくことができました。

 

全て自分の選択の結果なのだと、だから立ち止まっている暇はない、

 

こんな不器用な自分だけど歩いていくのだと、そう決意します。

 

 

 

時間はあの日から止まったままなんだ

遠ざかって消えた背中

あぁロストマン 気付いたろう

僕らが丁寧に切り取ったその絵の名前は「思い出」

浮かぶ情景、別れた日に彼女が去って行く、その後ろ姿。鮮明なその影。

 

僕は心の中のもう一人の僕(ロストマン)に問いかけます。

 

「それはただの思い出だよ。」 と

 

 

強く手を振ってあの日の背中にサヨナラを告げる現在地

動き出すコンパス さぁ行こうかロストマン

破り損なった手造りの地図 シルシを付ける現在地

僕は過去と決別して前に進む強い意志を抱き、自分の進むべき方向を見つけます。

 

そして、かつて夢見ていた将来を描き直すとともに、

 

自分がどこまで進んできたのか、今はどこにいるのかを確認します。

 

 

 

ここが出発点 踏み出す足はいつだって始めの一歩

終わりなどはない。途中などはない。

 

「踏み出す足はいつだって始めの一歩」なのです。

 

僕は過去と決別することに成功し、新たな人生を進み始めました。

 

 

 

君を忘れたこの世界を愛せたときは会いに行くよ

間違った旅路の果てに正しさを祈りながら  再会を祈りながら

「君を忘れたこの世界」という言葉、

 

決して過去は思い出さない・振り返らないという強い思いに溢れています。

 

新たな人生を歩み、新たな人と出会い、新たな世界を愛することができたとき、

 

人間として成長できたとき、君に会いにいくよ。

 

君に笑われないように。

 

当時のことなんて笑えるように。

 

  

 

 

まとめ

藤くんが9ヶ月かけて作詞したこの楽曲の歌詞に込められた、世界観の素晴らしさにが少しでも気づき、共感していただけたら幸いです。

 

それでは!

 

 

BUMPとは全然関係ないですが、youtube もやってますので、よかったらみていってくださいませ(^^)