woo′s house

まだ見ぬあなたと共有できることがたくさんあると思っています。

BUMPのスノースマイルは幸せいっぱいの曲ではないのです。解釈・考察してみます。

こんにちは!うーです(・ω・) いや〜、冬ですね。冬なりましたね。

まだ11月というのに、札幌はもう雪が積もってしまいました(ヒェー)。

 

雪が積もったらBUMPファンとして外せない曲があるでしょ。

この時期になると無性に聴きたくなる曲があるでしょ(鍋みたいに)。

「雪の絨毯」の画像検索結果

 

 

そう、「スノースマイル」ですね。

 毎年この時期になると鬼のように聴いてしまう。

 

さて、この曲にみなさんどんな印象をお持ちでしょうか。

 

 

 

 

スノースマイルは恋人同士キャッキャする曲ではない

冬が寒くって本当に良かった 君の冷えた左手を僕の右ポケットにお招きするためのこの上ないほどの理由になるから。落ち葉を蹴飛ばすなよ 今にまた転ぶぞ 何で怒ってるのに楽しそうなの?

 

こんな歌詞達から、幸せいっぱいの恋人同士の光景が浮かんできますね。

 

がしかし、、

なんとこの曲、少し切ない曲なのです。

 

これは、BUMPをよく聴く人でさえ、スノースマイル!もちろん大好きだよ。冬の恋人の曲でしょ!ウキウキするよね。」なんて、あまつさえそんな印象が強い曲だと思いますし、実は内容を詳しく知らない人が多いです。実際、友達もみんな知らなかったんですよね(僕も昔知らなかった)。だから今回ご紹介しようと思いました。冬だし。

 

あ、でもね、とても前向きな曲でもあるんだって最初に言っておきますね。

「スノースマイル」の画像検索結果

 

歌詞と解釈

冬が寒くって〜雪のない道に。

冬が寒くって本当に良かった。

君の冷えた左手を僕の右ポケットにお招きするためのこの上ないほどの理由になるから。

「雪が降ればいい」と口を尖らせた。思い通りにはいかないさ。

落ち葉を蹴飛ばすなよ、今にまた転ぶぞ。何で怒ってるのに楽しそうなの?

まだキレイなままの雪の絨毯に二人で刻む足跡の平行線。

こんな夢物語叶わなくたって笑顔はこぼれてくる 雪の無い道に。

 

 ・なんで怒ってるのに楽しそうなの?

僕のお叱りにも動じずに はしゃいでいる君の姿が浮かんできますね。そしてそんな君に対する僕の「愛らしい」気持ちがとても溢れている一節です。

 

・こんな夢物語とは?

ここでの夢物語とは「まだキレイなままの雪の絨毯に僕と君の二人で足跡の平行線を刻むこと」です。

 

ここで少し考えていただきたいことがあります。たかが雪の上に二人で足跡を残すことが夢物語って、少し言い過ぎだとは思いませんか?

ここでいう足跡を刻むという行為にはもう一つの意味があると僕は考えます。

ここは重要です!なんせこのフレーズ、あと2回も出て来ますからね!

 

まだキレイなままの雪の絨毯に僕と君の二人で足跡の平行線を刻むこと

= 二人で一緒に同じ道の上に足跡(=過去)を作っていくこと

 

すなわち、この詩における夢物語とは、

「二人で同じ未来に向かって進んでいきたいという願い。」だということです。

 

つまり、僕は君と将来を一緒に歩んで行きたいと思っているのです。

それが「付き合う」ということなのか、はたまた「結婚」なのかは分かりませんが、そんな夢物語が叶わなくても、君と笑いながら過ごしている今という瞬間を噛み締めているのです。

 

また、この「笑顔がこぼれる」という表現ですが、「雪が降り注ぐ」という表現に重ね合わせられていることにお気づきでしょうか。

 

雪は降らないけど、君の笑顔は降り注ぐのです。

 

ちなみに、あとで詳細は述べますが、ここにスノースマイルの深い意味が含まれています。藤くんの表現力には驚かされるばかりです。

 

 

 

二人で歩くには〜そんなのわかってる。

二人で歩くには少しコツがいる。君の歩幅は狭い。

出来るだけ時間をかけて景色を見ておくよ。振り返る 君の居る景色を。

まだ乾いたままの空のカーテンに二人で鳴らす足音のオーケストラ。

ほら夢物語 叶う前だって笑顔は君がくれる。そんなのわかってる。

 

・まだ乾いたままの空のカーテンに二人で鳴らす足音のオーケストラ

カーテンは日差しを遮るものですので「空のカーテン」とは雲のことでしょう。この雲が「乾いたまま」であるというのは、これまでの流れから考えると「雪が降っていない状態」のことです。

「まだ乾いたまま」という表現から、「いつ降ってくれるんだ」という僕の思いを感じます。そんな空に響き渡る二人の足音のオーケストラは「落ち葉を踏んでいる音」のことでしょうね。

また、ここでの「足音」は「足跡」と対比されています。二人で奏でる「足音」は確かに聞こえているのに、それは「足跡」のように目に見える形にはならず、どこかへ消えて行ってしまうのです。 

 

・ほら夢物語 叶う前だって笑顔は君がくれる そんなのわかってる

ここでの「夢物語」も1番のサビの時と同じ、「君と二人で未来へ歩んでいきたいという願い」のことです。願いが叶わなくでも笑顔でいられる。でもそんなこと、僕はとっくに理解しています。

 

 

まだキレイな〜僕の行く道を

まだキレイなままの雪の絨毯に二人で刻む足跡の平行線。そうさ夢物語。

願わなくたって笑顔は教えてくれた。僕の行く道を。

 

 ・そうさ夢物語 願わなくたって笑顔は教えてくれた。

ここで過去形が使われるようになり、お話の展開は急転直下します。今までのお話は過去のお話だったのです。これが、この曲が幸せハッピーソングでないことに気づかない人の多い理由の1つです。

 

笑顔は教えてくれた。つまり、君はもういないのです。

 

ずっと夢見ていた、君と未来へ歩んでいくという願いは結局叶わなかった。僕はこれが夢物語だったということに確信を持ちます。ここでの「そうさ」に深い決意が表されています。

ここで、僕は「君の笑顔」にこれからの道を教えてもらっています。気づいていただきたいのは、これはポジティブな感情だということです。すなわち、僕と君の最後は喧嘩別れでもなく、自然消滅でもない、お互い「笑顔」の別れだったと考えざるを得ません。

では、笑顔で別れるときはどんな時か?それは、一緒にいたくても居られない理由があり、決意を固めて別れる時です。会えなくなるくらい遠いところに行かなければならなくなったのです。(親の転勤か、はたまた 死か。) 

 

 

君と〜いない道を

君と出会えて本当に良かった。同じ季節が巡る。

僕の右ポケットにしまってた思い出はやっぱりしまって歩くよ。君のいない道を。

 

僕は未だに君と過ごした季節を思い出します。でも笑顔で別れたので、僕には強い意志が芽生えています。これからは君という存在に縛られることはなく、前向きに生きていくでしょう。

 

 

君の笑顔は、降っては溶けて消えていく雪のように儚かった。

 

雪のような笑顔

 

つまり。スノースマイルなのです。

 

  

あとがき

※ 今回の解釈は僕がこうであって欲しいな。という思いを持って書いたのでそういう視点で描かれていますが、当然ながら答えは一つではなく、解釈は人それぞれです。あくまで参考として理解していただけたら幸いです。そして、これを機に是非自身でもじっくり考えてみて下さい。そして、ここはこう思う。とかここは違うんじゃないの?とか、なんでも良いので、新たな発見があったらコメントで教えてください!

関連画像

 

BUMPの神曲といえば「ロストマン」。歌詞への解釈・思い。

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こんにちは うーです。(。•ﻌ•。)

 今回は僕の一番好きな曲、『ロストマン』の紹介です!

  

最近BUMPを知った方など、知らない方も多いかもしれませんが、

この曲は藤くんが作詞のみで、なんと、9ヶ月をも費やした伝説の楽曲なのです!!

 

ミスチルの桜井さんが2000年代で最も印象に残った曲だと絶賛するほど!!

なるほどたしかに、僕も同意です。(僕は桜井さんなのか・・・?)

 

 

 

今回、改めてこの曲の歌詞についてじっくり考え、

歌詞の深さ・メロディの奥深さから、藤くんはやはり天才だと痛感しました。。

 

僕の拙い表現力で形容していいものなのか・・・とは思いますが、

それでも、この曲の素晴らしさを多くの方に知っていただきたいので

微力ながらも説明させていただければと思います!

 

 

 

ロストマン収録のライブDVD

BUMPのライブDVD(2016年)にロストマンが収録されています。

貴重なライブですので、これを機に観ていただけたらとても嬉しいです。

BUMP OF CHICKEN 結成20周年記念Special Live 「20」 (初回限定盤)[DVD]

  

 

 

 

 

 

 

 

 

歌詞の意味を解釈していく

この曲のシチュエーション

ロストマン

歌:BUMP OF CHICKEN

作詞作曲:藤原基央(6th Single, 4th アルバム Jupiter収録) 

 

この曲では大切な人と、生き別れた後の「僕」の心情を描いています。

 

1章 大切な人を失った僕

状況はどうだい 僕は僕に尋ねる

この詩では「僕」が2人登場します。

 

心の中の「僕」

 

それを客観的に見つめる「僕」 

 

第3者としての登場により、一人の人間の心の様相が対比的に表現されています。

 

 

 

旅の始まりを 今も思い出せるかい 

選んで来た道のりの 正しさを祈った 

旅の始まりとは、大切な人と出会ったあの頃。

 

僕は自分に問いかけます。

 

「どこで選択を間違えたのだろうか」

 

 

 

いろんな種類の足音 耳にしたよ

沢山のソレが重なって また離れて

淋しさなら忘れるさ 繰り返す事だろう

ここでの「足音」は「感情」のことだと考えます。

喜び、怒り、悲しみ・・・

人の感情というものは常に様々で、足音のように重なったり離れたりするもの。

 

だから、「淋しさ」という感情だって、繰り返していれば忘れられるでしょう。

 

 

どんなふうに夜を過ごしても 昇る日は同じ

藤くんらしさがとても強く表れた、僕の大好きな表現です。

 

「昇る日は同じ」ということは、「同じような明日が来る」ということです。

 

ここで、「僕」は気が付きます。

 

色んなことを考えて過ごしても明日は同じようにやってくる。

 

そして日々はそんなに変わらない。

 

そうなのだとしたら、考えることなんて無駄じゃないか。

 

 

破り損なった手造りの地図 辿った途中の現在地

動かないコンパス片手に乗せて 霞んだ目凝らしてる

「大切な人」とのこれからについて考えていた将来(手作りの地図)。

 

僕はこれを破り損ねます。

 

つまり忘れることができませんでした。

 

幸せという目的地に辿り着けぬまま、道の途中で泣き出し、立ち止まってしまいます。

 

 

君を失ったこの世界で僕は何を求め続ける

迷子って気づいていたって気づかないフリをした

「大切な人」がいなくなった。

 

今後自分が何を目的として生きていけばいいのかわからなくなった。

 

自分は人生の路頭に迷っているのかもしれない。

 

でも今、それを受け入れる余裕などはない。

 

そこで彼は自分をだまし、気づかないふりをします。

 

 

 

2章 過去と決別し、未来に向かって進む僕

状況はどうだい居ない君に尋ねる

僕らの距離を声は泳ぎきれるかい

「声が泳ぐ」とは、すごい擬人法ですよね。。

 

「泳ぎきれるかい」という表現、

 

遠い存在となった「大切な人」へ僕の声が届いてほしい。という願いがこめられています。

 

 

 

忘れたのは温もりさ 少しづつ冷えていった

どんなふうに夜を過ごしたら思い出せるのかなぁ

ここでは『思い出』と『温もり』が対比されています。

 

思い出はまだ覚えているけど、温もりはもう覚えていない。

 

「どんなふうに夜を過ごしたら思い出せるのかなぁ。」

 胸にぐっとくる表現ですね。

 

 

 

強く手を振って 君の背中にサヨナラを叫んだよ

そして現在地 夢の設計図開くときはどんな顔

これが僕の望んだ世界だ そして今も歩き続ける

不器用な旅路の果てに正しさを祈りながら

過去に縛られず、僕は大切な人との決別を強く決意します。

 

これから新しい将来を描こうとする僕は笑っているのか、泣いているのか

 

これが正解だったのか、そんなことはわからない。

 

だけど、これが僕の望んだ世界だ。

 

僕はここで、出会いには必ず別れがあることに気づくことができました。

 

全て自分の選択の結果なのだと、だから立ち止まっている暇はない、

 

こんな不器用な自分だけど歩いていくのだと、そう決意します。

 

 

 

時間はあの日から止まったままなんだ

遠ざかって消えた背中

あぁロストマン 気付いたろう

僕らが丁寧に切り取ったその絵の名前は「思い出」

浮かぶ情景、別れた日に彼女が去って行く、その後ろ姿。鮮明なその影。

 

僕は心の中のもう一人の僕(ロストマン)に問いかけます。

 

「それはただの思い出だよ。」 と

 

 

強く手を振ってあの日の背中にサヨナラを告げる現在地

動き出すコンパス さぁ行こうかロストマン

破り損なった手造りの地図 シルシを付ける現在地

僕は過去と決別して前に進む強い意志を抱き、自分の進むべき方向を見つけます。

 

そして、かつて夢見ていた将来を描き直すとともに、

 

自分がどこまで進んできたのか、今はどこにいるのかを確認します。

 

 

 

ここが出発点 踏み出す足はいつだって始めの一歩

終わりなどはない。途中などはない。

 

「踏み出す足はいつだって始めの一歩」なのです。

 

僕は過去と決別することに成功し、新たな人生を進み始めました。

 

 

 

君を忘れたこの世界を愛せたときは会いに行くよ

間違った旅路の果てに正しさを祈りながら  再会を祈りながら

「君を忘れたこの世界」という言葉、

 

決して過去は思い出さない・振り返らないという強い思いに溢れています。

 

新たな人生を歩み、新たな人と出会い、新たな世界を愛することができたとき、

 

人間として成長できたとき、君に会いにいくよ。

 

君に笑われないように。

 

当時のことなんて笑えるように。

 

  

 

 

まとめ

藤くんが9ヶ月かけて作詞したこの楽曲の歌詞に込められた、世界観の素晴らしさにが少しでも気づき、共感していただけたら幸いです。

 

それでは!

 

 

BUMPとは全然関係ないですが、youtube もやってますので、よかったらみていってくださいませ(^^) 

 

BUMPの新曲『話がしたいよ』の歌詞と解釈、ボイジャーくん(voyager)について

 

こんにちは、うーです(。•ﻌ•。) 

本日2018年10月15日ついにリリースされましたね。

BUMP OF CHICKENの新曲

「話がしたいよ」

 

 

 

 

 

話がしたいよ

話がしたいよ

  • provided courtesy of iTunes

 

BUMPの奏でる温かいメロディと、藤くんの透き通った綺麗な歌声、そして日常を切り取りつつ、独特の視点で語られる歌詞。

 

BUMPらしさ全開の素晴らしい曲ですね。

さて、僕なりの解釈で歌詞の意味を汲んでみますね。

 

 

歌詞

BUMP OF CHICKEN「話がしたいよ」
※映画『億男』主題歌
作詞・作曲:藤原基央

編曲:BUMP OF CHICKEN & MOR


持て余した手を 自分ごとポケットに隠した
バスが来るまでの間の おまけみたいな時間

街が立てる生活の音に 一人にされた
ガムと二人になろう 君の苦手だった味

だめだよ、と いいよ、とを 往復する信号機
止まったり動いたり 同じようにしていても他人同士
元気でいるかな

この瞬間にどんな顔をしていただろう
一体どんな言葉をいくつ見つけただろう
ああ 君がここにいたら 君がここにいたら
話がしたいよ


ボイジャーは太陽系外に飛び出した今も
秒速10何キロだっけ ずっと旅を続けている

それの何がどうだというのか わからないけど急に
自分の呼吸の音に 耳澄まして確かめた

体と心のどっちに ここまで連れて来られたんだろう
どっちもくたびれているけど
平気さ お薬貰ったし
飲まないし

どうやったって戻れないのは一緒だよ
じゃあこういう事を思っているのも一緒がいい
肌を撫でた今の風が 底の抜けた空が
あの日と似ているのに

抗いようもなく忘れながら生きているよ
ねぇ一体どんな言葉に僕ら出会っていたんだろう
鼻で愛想笑い 綺麗事 夏の終わる匂い
まだ覚えているよ
話がしたいよ


今までのなんだかんだとか これからがどうとか
心からどうでもいいんだ そんな事は

いや どうでもってそりゃ言い過ぎかも いや 言い過ぎだけど
そう言ってやりたいんだ 大丈夫 分かっている

ガムを紙にぺってして バスが止まりドアが開く 

 

 

話がしたいよ は失恋の曲?  印象的なフレーズ達

 

僕が最初にこの曲を聞いた時の率直な感想は、やはり「あ、失恋した男の人の歌かな??」 です。

それだけじゃないですね。

大切な人が居なくなった人の歌かもしれません。

 

なにはともあれ、とても感動しました。

藤くんだからこその表現がたくさん。

 

 

「持て余した手、君の苦手だった味」

・・・いつもは繋がれていた手と過去になった君の存在。

 

「この瞬間にどんな顔をしていただろう、一体どんな言葉をいくつ見つけただろう」 

・・・君と離れてしまってひとりぼっち。いつもの日常も少し違う風に僕を包む。

今、もしも君が横にいたら、もっと色んな表情で、たくさんの新しい話ができていたのにね。

主人公はずっとそんなことを考えているのでしょう。

 

「ねぇ一体どんな言葉に僕ら出会っていたんだろう」

・・・離れていなかったら、別れていなかったら、一体どんな言葉でどんな新しい話をたくさんしていたんだろうね。

 

 

「ガムを紙にぺってして バスが止まりドアが開く」

・・・最後のこのフレーズは「君の苦手だった味のするガム」を捨て、君と決別し、新たな一歩を踏み出していることを表しているように感じました。

 

 

懐かしのボイジャーくん、夢の出演

今回の曲、なんと言っても注目すべきは、ふいに登場した『ボイジャーくん』でしょう!

 

いやいやいや、、、これ、5thアルバムorbital periodに出てきた、ボイジャーくんやんか!!!

 地球から打ち上げられて、周回軌道に乗って回り続けるvoyager君。 懐かしいねえ。藤くんに覚えてもらえててよかったねえ。

 

voyagerとは??

ボイジャー1号は、1977年に打ち上げられた、太陽圏外を飛行中のNASA無人宇宙探査機である。 ウィキペディア参照)

 

すなわち、voyagerは泣くように宇宙へと飛び立ち、太陽圏外を軌道に乗り、誰から忘れられても 独りずっと旅を続けているのです。

 

 

話を戻しますが、この曲において、「僕」はこのvoyagerのことを思うことで、自分は呼吸をしてい生きている、今まさに人生という旅の途中にいるということに気が付いたのではないでしょうか。

 

しかし、さすが藤くん、ここにきてボイジャーくんを登場させるとは、、、やってくれますね。。(うーちゃん涙目)。(TT)

 

 

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか。

新曲、話がしたいよ の大体の内容と、過去の曲が登場するという藤くんの粋な演出がお分りいただけたでしょうか。

シリウスやカルマ、天体観測などの疾走感ある曲も良いですが、今回のように、綺麗な声をした藤くんならではのしんみりとした曲もBUMPの魅力の一つです。

是非、みなさんにもっとBUMPの曲を聴いてほしいなあと思います。

 

夢の共演を果たしている曲達

また、今回のvoyagerくんの出演のように、BUMPといえば曲同士で繋がりのある曲はたくさんあります。

 

・「車輪の唄」の自転車を漕ぐ少年と「銀河鉄道」で手を振る少年

 

・「fire sign」に登場する

 誰かのために生きるという想いを込めた旗を抱く人…「メロディフラッグ」

 

 拾ってきた笑顔の中に自分の笑顔だけ見当たらない人…「ラフメイカー」

 

 いつか聞こえた鳴き声をずっと探してきたんだね。少し時間がかかっただけ自分の声だと気づくまでに。…「ダイヤモンド」

 

 汚れた猫が歩いていく、行きの道か帰りの道か。…「K」

 

 旅立つ人よ、その温もりを照らす灯りは君の中に。…「ランプ」 

 

などなど、、まだまだありますが、

機会があれば今後紹介したいなと思います!!

 

 

それでは!(。•ﻌ•。)

 

p.s.

最後のシーン、、最高、、、

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仲良し四人

 

BUMPの天体観測の歌詞に込められた奥ゆかしさにあなたは気づいていますか。

こんにちは うーです(。•ﻌ•。)

 

BUMP OF CHICKENというバンドをご存知でしょうか。

 

最近では多くのCMとタイアップをするなど人気爆進中の彼らですが、

かくいう私も小学2年性の頃(2002年代)、当時大流行した フラッシュ倉庫

黒猫が大冒険する「K」という曲に大はまりしてしまいました。

 

今の子達は知らないでしょ…とほほ…

 

 

そこからどっぷり今まで、約15年間にも渡り聴き続けてきた、

根っからのBUMPファンでございます。

 

さて、皆さんは彼らが作り出した物語とも言える、

歌詞の意味について深く考えたことがありますでしょうか。

 

この記事では、BUMP OF CHICKENのボーカル 藤くんこと、

藤原基央類まれなる表現力から私が味わった感動を、

一人のBUMPファンとして、皆さんとシェアできたらとても嬉しいなあと思い書きましたので、最後まで読んでいただけると嬉しいです!

 

 目次

 

 

 

天体観測のサビの歌詞の意味について、真剣に考えてみる。

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さて、まずは皆様にBUMP OF CHIKENの歌詞の大きな特徴をお伝えする必要があります。

 

作詞を担当している藤くんの書く詩には、大きな特徴があるのです。

それは何か。

 

彼らの詞には直接的な表現はめったに出てこないのです。

これが彼らの歌詞を、普通じゃない、ありきたりじゃない、

イレギュラーな存在たらしめている要因なのですが、

 

逆に言うと、彼らの曲を何度か聴いただけでは

その曲の意味を深く理解できる人というのはいないのです。

 

今回は、彼らの最もメジャーで人気のある曲、「天体観測」を例に、

僕なりの解釈で彼らの奥ゆかしさを皆さんに知ってただけたら嬉しいです!

※あくまで個人的な解釈であり、聴く人それぞれにとってのストーリーが生まれてほしいですので、参考として楽しんでもらえると幸いです!

  

 

天体観測のおおまかなストーリー

まず、この物語、

主人公『僕』の学生時代の夏の思い出を「現在の視点」から描いています。

 

 

ある日の午前2時。「僕」は 女の子(君)とほうき星(彗星)を観にいく約束をします。

ほうき星とは彗星のことです。

ごくたまに現れて地球上から観測することのできるあれです。

ほうき星は地球から観測することができるのは、ほんの数時間ですよね。

 

つまり、この曲中で登場するほうき星は

「自身の存在を証明するように精一杯光り輝きながら、短い期間で儚く見えなくなっていくものの象徴」と考えることができます。

 

 

 夏、夜空、星、恋

 

みなさんも経験したことはありませんか。そして、どこか懐かしく感じませんか。

 そんな過去の青春を僕は回想しています。

 

  

サビの歌詞を紐解いていくf:id:woochama:20181002224750j:plain

見えないものを見ようとして望遠鏡を覗き込んだ。

ここでいう「見えないもの」とは何のことだと思いますか?

 

 星? 月? 火星? 

 

ちがいます。

 

 「未来」のことです。

 

これからどうなるかわからない、

そんな将来に対する不安でいっぱいの『僕』の気持ちは

『望遠鏡を覗く』という表現で比喩されます。

 

望遠鏡をで星を「見る」こと、

君と過ごす未来について「思い描く」こと

 

これらを重ね合わせているのです。

 

 

 

静寂を切り裂いていくつも声が生まれたよ。

このフレーズで思い浮かぶのはどんな光景でしょうか。

 

静かな闇の中で2人きり。

些細な会話は2人だけのもの。

 

誰のものでもない、たった2人だけの空間・世界がそこには広がっていました。

 

 

明日が僕らを呼んだって返事もろくにしなかった。

ずっとこのまま「今」が続けばいいのに。明日なんてこなければいいのに。

そう願う、主人公の強い思いが感じられるフレーズですね。

 

『離れたくないよ。ずっと君と居たいよ。』

あえてそういうストレートな表現はしない藤くんのこだわり。

 

趣に溢れています。

  

 

「今」という ほうき星、君と二人追いかけていた。

ほうき星は現れては光り輝き、次第に儚く消えていき、地球上からずっと観ていることはできません。

 

ここでいう ほうき星はいつか過去となり去ってしまう

「一緒にいる、今この瞬間の象徴」です。

  

明日でもない、昨日でもない、未来でもない、過去でもない、

 

 精一杯、がむしゃらに 『今』を君と過ごしていた。そんなあの頃。

 

 

まとめ 

先程、このストーリーは、”現在”の『僕』からの視点で描かれていると、言いました。

現在の『僕』は彼女と天体観測をした当時を振り返って、こう思うわけです。

 

 

 僕は当時、先の見えない未来を見ようとしていた。

でも、今思えばそんなことはどうでもよかった。

先の見えない未来に向かって彼女と過ごしていたあの瞬間、

そんな日々こそが光り輝いていたなあ。

 

どうでしょうか。

淡く儚い青春時代に、思いを馳せている主人公の姿が浮かんできますね。

 

  

これを機に、普段何気なく聴いているBUMPの曲について、

一度立ち止まって歌詞の意味を少し考えてもらえたらとても嬉しく思います。

また、違った視点からその曲を感じることができるようになるでしょう。

 

 

藤原基央の曲との向き合い方

今回はサビに焦点を当ててご紹介しましたが、

他にも素敵な表現が詩の中には散りばめられていますので、

ご自身で探してみるのもいいかもしれません。

 

また、ここで1つ断りを入れておくと、

藤くんは歌詞の意味・解釈については、決して断言をしません。

 

それは、曲というのは聴いてくれる人がいて初めて意味を持ち、

聴く人それぞれにとって それぞれの意味や世界が生まれると考えているからです。

 

今回は僕の解釈でご紹介しましたが、あなたの解釈で

それはまた別のストーリーになりうるのです。 

 

 

あなただけの、新たな発見が見つかりますように。